この事例の依頼主
60代 女性
相談前の状況
同僚の男性からセクハラを受け退職したが,加害者だけでなくまともな注意をしなかった雇用主の責任も問いたい。
解決への流れ
加害者とその使用者たる法人を被告として訴訟提起したところ,被告らはセクハラ行為の大半と管理責任を争い,被告法人の主張に沿う従業員多数の証拠が提出されるなど退職との因果関係と損害も争われたが,裁判所の和解勧告もあり,最終的には被告らが相当額を原告に支払うことで和解が成立した。
60代 女性
同僚の男性からセクハラを受け退職したが,加害者だけでなくまともな注意をしなかった雇用主の責任も問いたい。
加害者とその使用者たる法人を被告として訴訟提起したところ,被告らはセクハラ行為の大半と管理責任を争い,被告法人の主張に沿う従業員多数の証拠が提出されるなど退職との因果関係と損害も争われたが,裁判所の和解勧告もあり,最終的には被告らが相当額を原告に支払うことで和解が成立した。
セクハラやパワハラは当事者間中心にその言動が問題とされる事例がほとんどですから性質上直接的な証拠が残ることが少なく,立証に困難を来します。それでも丹念に事情を聞いていく中で間接事実が明らかになって立証を積み重ねていくことになります。提訴後も和解の機会はあるので,交渉が困難化し難航したら速やかに訴訟提起を検討することも必要です。