この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
建設作業中に同僚が機械操作を誤って自身の手指が切断される事故にあった方からの相談です。会社が労災手続にも協力してくれず全て自分で手続きをするように言われたので、不信感をもって会社を退職しています。労災保険を受け取りたいし、会社に対しても損害賠償をしたいというご相談でした。
解決への流れ
弁護士介入により会社と連絡を取って事故状況を整理し、労災への申請手続きの支援をしました。労災保険金を受領した後に、会社に対しては労災保険で填補されない損害を請求して、依頼者が納得できる金額(約800万円)を受け取ることで解決できました。
会社が労災と認めてくれない場合でも諦める必要はありません。今回のケースでは弁護士介入により会社が対応を改めてくれましたが、会社が労災であることを否定し続けても労災申請は可能です。また、労災保険では慰謝料の支払がありません。労災事故の発生が会社側の過失によるものであれば、労災保険で支払われない慰謝料等の損害を会社へ直接請求することも可能です。